主要50社、7月の国内旅行は2.7%増、外国人旅行も32.7%増加
観光庁が取りまとめた2014年7月の旅行取扱概況で、国内旅行取扱額は前年比2.7%増の3611億3176万円となった。観光庁によると、テーマパークの新たなアトラクションなどにより、大阪方面が好調に推移した。また、外国人旅行も32.7%増の81億6296万円と前年を上回った。ビザ緩和の効果で東南アジアからの旅行者が増加しているという。
募集型企画旅行のみでは、国内旅行は取扱高が2.9%増の928億9274万円と増加したが、取扱人数は1.4%減の315万6357人と減少。外国人旅行は取扱高が24.2%増の3億8373万円、取扱人数が26.3%増の2万3013人といずれも増加した。
国内旅行の取扱高を企業別で見ると、ジェイティービー(JTB)グループ15社計が3.1%増の868億3993万円と1位。次いで、楽天が8.5%増の316億3610万円、KNT-CTホールディングス9社計が4.1%減の271億9632万円となった。
また、伸び率では取扱高が10億円を超える企業で見ると、エイチ・アイ・エス(HIS)が24.4%増の45億8943万円と最も伸長。このほか、ジャルパックが11.0%増の117億1388万円、トップツアーが10.1%増の69億8656万円と続いた。
一方、外国人旅行の取扱高で最も高かったのはJTB15社計で22.7%増の38億4213万円。このうち、JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)が33億1815万円と8割以上を占めている。このほか、日本旅行が43.1%増の15億6787万円、KNT-CTホールディングス9社計が62.3%増の7億3873万円だった。
なお、海外旅行の取扱額は3.5%増の2008億1263万円で、合計は3.3%増の5701億735万円となった。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
7月単月
※海外旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)