成田、第2ターミナルの到着ロビーをリニューアル、16年春完成予定
成田国際空港(NAA)は、第2旅客ターミナルビルの到着ロビーのリニューアルを決定した。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据えたもので、日本到着時の第一印象の向上と空港イメージの刷新をはかる。
リニューアル対象となるのは、第2旅客ターミナルビル1階、2階や地下1階のエレベーターホール、立体駐車場連絡通路など。NAAによると、3階は2007年にリニューアルが終了しており、今回は残された部分を改装。「和の抽象美」を意識したモチーフを取り入れるとともに、明るさ、上質感、軽快さといったイメージを打ち出す。
リニューアルでは、壁や床の色調、天井のモチーフの見直しを実施。壁と天井は白系統の色を採用し、吹き抜け部分の天井は膜材を活用し障子をイメージしたデザインにするほか、LED照明を約1300台設置し、障子を照らす明かりにするなど天井部分の演出に活用する。
工事の着工は11月で、夜間に実施する予定。2015年6月には到着階の北側(Bゾーン)の吹き抜け部分と2階、地下などの工事を、2016年3月には残りの到着階南側(Aゾーン)の吹き抜け部や1階などの工事を完了する予定だ。