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大木さん(はなゆづき)の受章祝う 全国から旅館関係者ら集う/愛媛

 長年にわたり業界の発展に尽力した功績により藍綬褒章を受章した大木正治さん(愛媛県道後温泉・ホテルはなゆづき社長、全旅連会長代行)の受章記念祝賀会がこのほど、ホテルはなゆづきで開かれた。旅館関係者ら145人が全国から祝いに集った。

 祝賀会は、今年改築120周年を迎えた道後温泉本館を建設した当時の伊佐庭如矢町長を主人公にしたミュージカル「道後湯の里」を公演中の坊っちゃん劇場劇団員の歌でスタート。

 発起人を代表してあいさつした全旅連の佐藤信幸会長(日本の宿古窯)は「大木さんの受章は我々がやってきた活動が国から認められたことでもあり、業界にとっても名誉なことです」と語り、自身も大木さんが全旅連青年部長時代から薫陶を受けてきた1人であり、現在も会長代行として全旅連の活動を支えてもらっていると話した。

 また長男の大木健太郎さんが4月27日に行われた松山市議会議員選挙で当選し、それを伝える新聞に大木さんの藍綬褒章受章の記事も掲載されたことから、親子二代で紙面を飾ったことを紹介した。

 愛媛県の中村時広知事は「台湾と松山を結ぶ航空便の就航にはたいへんなご協力をいただいた。今日がゴールではなくスタートにして大いに活躍してほしい」。

 松山市の野志克仁市長は「台湾の秋の祭りにはこちらから持っていった御輿を現在も台湾の人たちに担いでいただいている。こういった取り組みも大木さんのおかげ。さらなるご活躍をお願いしたい」と語った。

 さらに、愛媛信用金庫の弓山慎也理事長は「大木さんが松山と台北の交流に尽力されたことは大きい」、読売旅行の江﨑丈社長は「業界のリーダーとしてますますのご活躍を」などと数多くの来賓が祝辞を述べた。

 大木さんは「皆さんの声を胸に業界や松山、道後の発展のために、道後の人たちとスクラムを組んで頑張りたい」と謝辞した。


情報提供:トラベルニュース社