JTB、高校向けキャリア教育プロジェクト開始、マイナビと共同で

  • 2014年7月24日

 ジェイティービー(JTB)はこのほど、マイナビと業務提携し、高校生のキャリア教育に向けた新たなプロジェクトを開始した。JTBではこれまで修学旅行などの実施により、高等学校が抱える様々な課題の解決に向けた取り組みを実施してきたが、今回は高等学校にとって重要なテーマの1つであるキャリア教育について、マイナビが運営する「職育ゼミナールMY FUTURE CAMPUS」と協働する。

 同プロジェクトでは第1弾として、JTBが主体となって開発したキャリア教育プログラム「MFC-CAS PROGRAM(Career Axis Support Program)」を7月18日に発売した。プログラムは働く大人の姿を通して職業観や勤労観を育成するもので、パネルディスカッションなどを通じて自己の理解や職業観の確立、将来設計の立案、進路の吟味などに取り組むもの。同社では今後、1校あたり税抜100万円を目安として全国各地の高等学校に提案する考えで、既に研修済みの講師を5名準備しているという。

 また、第2弾として、マイナビが主催するイベント「第一回 キャリア甲子園」にJTBが協賛する。同イベントは7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される「マイナビ進学フェスタ」において開かれるもので、全国の応募者の中から選出された高校生8組が、「2020年の世界を予想し、そこでビジネスを興す」をテーマに、企業への模擬プレゼンテーションを実施。優勝チームにはアメリカ研修旅行を贈呈する。なお、JTBは今後もマイナビと共同で、高校生の自立や能力開発を支援する取り組みを継続的におこなっていくという。