ルフトハンザ、プレエコは12月導入、日本線は15年1月から
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は12月10日から、新たに設定したプレミアム・エコノミークラスを搭載した機材の運航を開始する。新クラスは機材のタイプごとに、1機あたり21席から52席を導入。設置は今年の秋から段階的におこない、2015年夏に完了する予定だ。
まずはボーイングB747-8型機に導入し、フランクフルト/ブエノスアイレス、シカゴ、香港、メキシコシティー、サンパウロ、ソウル、北京、ワシントンDC線で運航する。また、2015年1月下旬からは、新クラスを追加導入したエアバスA340-600型機をミュンヘン/羽田、香港、上海線に導入する計画だ。日本路線での新クラスの予約は6月中旬から開始する予定。
プレミアム・エコノミークラスのシートピッチは97.5センチメートル。機材のタイプに応じて座席幅を最大3センチメートル拡大したほか、座席間に広いアームレストとセンターコンソールを設置し、座席間隔を約10センチメートル広げた。ヘッドレストは高さの調節や両側を曲げることも可能だ。このほか、フットレストやボトルホルダー、電源ソケット、収納スペースなども完備した。
また、プレミアムエコノミーの乗客は1個23キログラムの無料受託荷物を2個まで預けることができる。さらに追加で25ユーロ支払うと出発前にLHのビジネスラウンジを利用でき、50ユーロ支払うとウェルカムラウンジも利用可能だ。機内では無料のミネラルウォーターやアメニティキットを提供。機内食は磁器で提供するという。