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KNT-CT、13年度の海外旅行は7.8%減-3月は3.9%増

  • 2014年5月13日

 KNT-CTホールディングスの2013年度(2013年4月~2014年3月)の旅行取扱概況で、海外旅行取扱額は前年比7.8%減の1700億9000万円となった。企画旅行は9.0%減の910億9823万円、個人旅行は7.6%減の396億6139万円、団体旅行は5.1%減の393億3038万円とそれぞれ減少した。

 分野別でみると、団体旅行は一般団体が11.2%減の263億9695万円となったものの、学生団体は10.3%増の129億3343万円と増加した。企画旅行はクラブツーリズムが4.6%増の546億6500万円、その他が35.6%増の5億1331万円となったが、ホリデイは24.3%減の359億1991万円となった。

 このほか、国内旅行は3.7%増の3360億3831万円で、内訳は企画旅行が5.6%増の1976億9396万円、団体旅行が0.1%増の858億4014万円、個人旅行が2.6%増の525億421万円といずれも伸長した。外国人旅行は11.3%増の95億1782万円。その結果、取扱額の総計は0.1%増の5262億5047万円と微増となった。

▽3月の海外旅行は3.9%増、団体、企画、個人で前年超え

 3月単月では、海外旅行は3.9%増の152億4794万円となり、このうち団体旅行が0.1%増の36億7518万円、企画旅行が5.0%増の77億1267万円、個人旅行が5.5%増の38億6009万円といずれも前年を上回った。

 団体旅行のうち一般団体は、近畿日本ツーリストで昨年の大型コンベンションやSITツアーの反動が出たこともあり10.4%減の18億819万円。学生団体は修学旅行が好調で12.8%増の18億6700万円となった。

 また、企画旅行ではホリデイが東アジアの不調や低価格帯の商品を削減したことで24.2%減の26億2002万円となったが、クラブツーリズムが31.0%増の50億1970万円と大きく数を伸ばし、その他の企画旅行も30.5%増の7295万円となった。クラブツーリズムはカンボジアなどのチャーター商品と飛鳥IIのチャータークルーズが好調であったという。

 国内旅行は団体旅行が8.5%増の53億4591万円、企画旅行が9.1%増の165億8893万円、個人旅行が17.9%増の50億1871万円といずれも好調。団体旅行は一般団体が3.4%増の33億3902万円、学生団体が18.3%増の20億690万円。企画旅行はメイトが4.8%増の81億8428万円、クラブツーリズムが13.7%増の84億467万円であった。

 メイトは中国や四国、九州が好調を維持しているほか、東北、首都圏、関西も順調。ただし、北海道と沖縄は伸び悩んだという。クラブツーリズムのバス旅行以外の国内旅行は北海道や九州が好調。バス旅行部門は桜の開花予想に合わせて設定した日帰りツアーなどが牽引し、テーマ旅行部門はチャーター、巡礼・歴史の旅が伸びた。