ツーリズムEXPOジャパン、「世界最大級」アピール-フォーラム概要も
ツーリズムEXPOジャパン推進室は3月5日、同イベントのショルダーコピーとキャッチコピーを発表した。イベントの規模感の大きさと新しい旅のイベントであることを消費者や関係者に訴求するためのもの。ショルダーコピーは「世界最大級 旅の祭典」に決定した。
ツーリズムEXPOジャパン推進室長でJATA事務局長の越智良典氏は、同イベントと合わせて、観光庁と日本政府観光局(JNTO)による「VISIT JAPANトラベルマート」が同時開催されることを踏まえ「日本でも最大級の旅のイベントになる。BtoBとBtoCの両方の機能を持っているということに考えると、世界にも例のない珍しい規模の大きい物」と、ショルダーコピーの設定理由を説明。また、キャッチフレーズは「新しいお客様、ビジネスの皆様に対しても新しい旅を提案していこう」という意図のもと、「新しい旅が始まる。」としたという。
また、越智氏は9月26日に開催する国際観光フォーラムの概要も説明。基調講演では、国連世界観光機関(UNWTO)の2014年の世界観光の日のテーマと同様の「Tourism and Community Development」(旅の力で地域を元気にする)をテーマに、UNWTO事務局長のタレブ・リファイ氏が講演。アジア旅行市場の分析や今後の市場の可能性について話す。
基調シンポジウムでは、英国政府観光庁会長のクリストファー・ロドリゲス氏らがロンドンオリンピックなどの成功事例をもとに、オリンピックを日本全国の観光振興にいかに役立てるのかを議論。このほか、シンポジウムでは海外旅行、国内旅行、訪日旅行とアジア旅行市場分析の4つを用意。海外旅行では「2000万人を目指すための地方需要活性化の取組み」をテーマとし、モデレーターにKNT-CTホールディングス海外旅行部部長でJATA海外旅行推進委員会チャーターワーキンググループグループ長の河野淳氏を迎えた。
このほか、シンポジウムでは学生対象プログラムも用意。産学連携ツーリズムセミナーと旅行業界研究セミナーをおこなう。また、海外卒業旅行コンテスト2014の表彰式も開催する予定だ。
越智氏によると、基調講演や基調シンポジウムでは、会場の国際会議場の定員である1000名を、各シンポジムは300名の定員を見込む。VISIT JAPANトラベルマートと絡めた海外からの参加者も取り込みたい考えで、「どこにもコミットした内容ではないが、(国際会議場の)1000名のうち、(国内在住者などを含め)3割は外国人にしたい」と話した。太平洋アジア観光協会(PATA)との関係強化や、UNWTOの協力の下、海外への情報発信を積極的におこなっていく考えだ。
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