絶景や食の魅力を討論? 四国西南が新スタイルの観光説明会

 四国西南エリアの観光商品をアピールする説明会がこのほど、大阪市北区の新阪急ホテルで開かれた。旅行会社の企画担当者やマスコミなど30人が出席した。

 説明会はパネルディスカッション方式を採用したユニークなスタイル。宇和島・愛南エリアから小島重康さん(南レク)、足摺・竜串エリアから文野翔太さん(足摺海底館)、四万十エリアから小松昭二さん(新ロイヤルホテル四万十)がパネリストになり、それぞれのエリアの「絶景」「グルメ」「イチ押し」の3つをアピールした。

 絶景では、宇和島・愛南が日本農村百景の遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑(だんばた)、足摺・竜串は地球が丸いことを実感できる足摺岬、四万十が沈下橋を紹介。

 グルメは鯛めし(宇和島・愛南)、清水さば(足摺・竜串)、川えび(四万十)。イチ押しは滑床渓谷(宇和島・愛南)、パワースポット(足摺・竜串)、四万十川の価値(四万十)の魅力を訴えた。

 最後に会場の参加者からどの地区が最も魅力的であったかを投票で決めた。3人のパネラーは周辺の観光素材を含めて魅力を訴えた結果、3エリアが僅差で同等だった。

 あしずり温泉協議会の田村卓実会長(足摺国際ホテル)は「説明会は今年で3回目。西南エリアはPR不足で、せっかくのいい素材が伝えきれていない。今日、アピールした点を商品造成などに取り上げていただければ」と話した。


情報提供:トラベルニュース社