日本航空、10月の国際線旅客は9.8%増、利用率も改善

  • 2013年11月26日

 日本航空(JL)の2013年10月の輸送実績で、国際線旅客数は前年比9.8%増の66万2860人となった。東南アジアが10.6%増と引き続き好調であったほか、太平洋が6.4%増、欧州が5.6%増、オセアニアが2.4%増とプラス成長。中国も、領土問題の影響からの反動で42.9%増の9万7587人と大きく増加しており、2011年の10万1980人と比較しても大差ない水準に回復してきている。


 利用率は、全路線計で78.6%。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を5.9%増としたのに対して旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が7.9%増となっており、前年比では1.5ポイント改善した。方面別ではグアムが10.4ポイント増の84.7%で、伸び幅と利用率いずれも全方面で最も高い結果。

 このほかでは、オセアニアが3.1ポイント増の83.3%となったほか、欧州が1.8ポイント増の82.5%、太平洋が2.8ポイント減ながら81.4%で8割を超えた。

 なお、1月からの累計では、旅客数が2.6%増、ASKが4.2%増、RPKが4.8%増となり、利用率は0.4ポイント増の76.4%となっている。方面別で旅客数が前年を上回ったのは東南アジアの9.4%増、太平洋の3.3%増、欧州の2.1%増のみであったが、その他方面も1桁の減少に留まっている。