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エアアジアX、新路線開設-1年内に地方路線、タイなど検討も

  • 2013年8月25日

(中央)D7代表取締役社長のアズラン・オスマンラニ氏 エアアジアX(D7)は今後1年から1年半の間で、日本路線の座席供給量を2倍に拡充する方針だ。8月23日に開催した記者会見で、同社代表取締役社長のアズラン・オスマンラニ氏は1年以内に名古屋、福岡、札幌の3都市の中から1都市に就航すると発表。5年以内には3都市全てから路線を展開していくとした。

 さらに、日本とタイやインドネアシアを結ぶ路線も開設していく。オスマンラニ氏は「東南アジアにおける運航路線の拡充をしていく」方針を示し、「バンコクやバリから東京、大阪を結ぶ路線が提供できるのでは」と意欲を語った。

 例えばバンコク線については、バンコクにD7のグループ会社を立ち上げ、路線を開設する考え。D7の利用者の8割はレジャー需要であるとし、東京/バンコク線については「大型のレジャー路線。就航について、前向きに検討していきたい」と述べた。

 東京に関しては、羽田は発着枠が限られていることから、現在成田と新路線の開設について協議を進めていると説明。羽田/クアラルンプール線が深夜便であるため「昼枠でどうにかできないかを考えている」とした。クアラルンプールやタイ、インドネシアへの就航をめざす。

 また、D7は関空/クアラルンプール線について、11月25日からデイリー化する計画を発表している。オスランマニ氏はスロットが取得しづらい成田や羽田に比較すると大阪はまだまだ可能性があるとし、「大阪をひとつのハブとして展開していく」考えを述べた。今回の増便により座席供給量が75%増加するという。

 D7では新規路線の開設にともない、機材の拡充も積極的におこなっていく。同社は7月の株式公開に伴い、3億米ドル相当の資金調達を実施。これらをもとに、機材を増やしていく方針だ。現在エアバスA330-300型機を13機、A340型機を2機、計15機保有しているが、2013年末までにA330-300型機をさらに2機受領。2014年には7機追加し、計25機とする計画だ。

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