富士ゼロックスは7月10日、地方自治体や観光協会向けサービスとして、スマートフォンを利用して観光スポットの紹介をおこなう「観光音声ガイドサービス」の提供を開始した。これは、GPSシステムを活用して展開するもので、屋外でも利用可能だ。

　サービスでは地方自治体が貸出するスマートフォン端末用のアプリケーションと、情報提供者自身が観光ガイドコンテンツをクラウド環境で制作できるツールを提供する。

　サービス利用者は制作ツールを利用し、ガイドしたい場所の位置情報とテキストコンテンツをあらかじめクラウド上のサーバーに登録。観光客にはアプリケーションと音声コンテンツが搭載されたスマートフォンを貸出する。観光客は登録された観光スポットに近づくと、自動的に観光案内を聞くことができる。

　富士ゼロックスによると、観光情報に加え地元おすすめの店舗情報や道案内、安全注意喚起情報などさまざまな情報を登録することで、地域活性化ツールとしても活用できるという。対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語の4ヶ国語とした。