ニュージーランド・クライストチャーチ、「仮設大聖堂」の建設状況について
クライストチャーチの象徴的な建造物であった「大聖堂」(カセドラル)は、尖塔部分が2011年2月の震災によって倒壊、さらに同年6月と12月の地震でも礼拝堂にある円形のステンドグラスの窓が破砕するなどの損傷を受けたことにより、費用面や安全面から修復が断念されましたが、昨年2012年4月末より、マドラス・ストリートとヘレフォード・ストリートの角に位置するラティマー広場にて、日本人建築家、坂茂(ばん・しげる)氏設計による、ボール紙(特殊紙管)を利用した「仮設大聖堂」が建築されております。
当初の予定(昨年2012年11月竣工)よりは大幅に遅れておりますが、ここのところ急ピッチで作業が進んでおり、ステンドグラスも入りました。完成は2013年6月下旬の予定です。
坂氏の独特な建築方法による700名収容可能な大聖堂は、教会としての機能の他に、各種イベントやコンサート会場としての利用も視野に入れたものです。
オープンが待ち遠しいですね。どうぞご期待ください。
※5月04時点の建設状況が、下記サイトにてご覧いただけます。
http://www.christchurchdailyphoto.com/2013/05/04/transitional-cathedral-gets-some-windows/