エミレーツ、12年度純利益8億ドル、旅客数は16%増3940万人に

  • 2013年5月14日

 エミレーツ航空(EK)などを展開するエミレーツ・グループは2013年3月期(2012年4月1日~2013年3月31日)決算で、31億AEDディルハム(約8億4500万米ドル)の純利益を計上した。25年連続の黒字。売上高は前年比17%増の775億AEDディルハム(約211億米ドル)となり、このうちEKの売上高は17%増の731億AEDディルハム(約199億米ドル)で、過去最高を記録した。
 
 EKの運航実績では、旅客数は16%増の3940万人で、座席利用率は前年と同水準の80%。収益を地域別で分析すると、東アジア・オーストラレーシア地域は15%増の209億AEDディルハム(約57億米ドル)で全地域で最も高い売上となったほか、ヨーロッパ地域が18%増の201億AEDディルハム(約55億米ドル)となった。

 南北アメリカ地域は、都市への新規就航や増席、増便が影響したこともあり、24%増の83億AEDディルハム(約23億米ドル)を計上した。そのほかに、西アジア・インド洋地域、湾岸・中東地域はそれぞれ13%増、アフリカ地域は10%増となった。