ウィーン美術史博物館の「美術工芸館」、3月より再び一般公開
2013年3月01日から、ウィーン美術史博物館の「美術工芸館」が再び一般公開されます。
精密な技巧を示す作品群の展示フロアでは、文化と味覚に関する魅力的なイベントの数々が催されます。
ウィーン美術史博物館の美術工芸館には、世界有数の美術工芸品コレクションがあり、抜本的な改修工事と展示フロア拡大を経て、2013年3月01日から再び一般公開されます。
2200点以上の展示品は20のテーマ別部門に分類され、ベンヴェヌート・チェッリーニの名高いサリエラ(塩壺)、クルムロフのマドンナに代表される卓越した彫刻作品、繊細で奇抜な象牙細工、奇妙な「科学的」機器などが含まれます。
美術工芸館のコレクションは、ハプスブルク歴代皇帝の名品・珍品コレクションが出発点で、中世末期からルネサンス、バロック期を網羅しています。
現在、膨大な美術工芸品コレクションが展示されているのは、リンク大通りに面して19世紀末に建てられた美術史博物館(KHM)で、世界有数の重要なコレクションを所蔵、とりわけブリューゲル・コレクションは世界最大規模です。KHMで毎週木曜日に催されるグルメの夕べと、毎週日曜日のブランチは、美術鑑賞と味覚の饗宴を結びつけた特別プログラムです。
KHMの向かいには、同館を鏡に映したような自然史博物館があり、隣接するミュージアム・クォーター(MQ)とともに、世界有数のカルチャーゾーンを構成しています。
MQにはレオポルド美術館、近代美術館ルードヴィヒ・コレクション、ウィーン建築センターなど数多くの文化施設と多彩なカフェやレストランがオープンしています。2011年にオープンした25時間ホテルのテラスからは、MQのパノラマを眺望することができます。7区にあるミュージアム・クォーター周辺には細い小路が入り組み、トレンディな店舗、美術工芸品のアトリエ、レストランなどが並ぶ魅力的な散策ゾーンとなっています。
旧市街方向への途中では、モーツァルト記念碑のある王宮庭園にお立ち寄りください。ユーゲントシュティールの大規模なグラスハウスにはレストラン「パルメンハウス」がオープンしています。
※詳細
* ウィーン美術史博物館の美術工芸館 (Kunstkammer Wien, Kunsthistorisches Museum)
2013年3月01日より一般公開
開館式典: 2013年2月28日
住所: Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien
公式サイト: http://www.khm.at/ (ドイツ後、英語)
* ミュージアム・クォーター (MuseumsQuartier)
住所: Museumsplatz 1/5, 1070 Wien
公式サイト: http://www.mqw.at/ (ドイツ後、英語他)
* 25時間ホテル (25hours Hotel)
住所: Lerchenfelder Strasse 1-3, 1070 Wien
* 王宮庭園のパルメンハウス (Palmenhaus im Burggarten)
住所: Burggarten 1, 1010 Wien
公式サイト: http://www.palmenhaus.at/ (ドイツ後、英語)
情報提供:ウィーン市観光局、日本海外ツアーオペレーター協会