全日空、10月の国際線旅客数は6%減、中国が大幅減

  • 2012年12月9日

 全日空(NH)の2012年10月の利用実績で、国際線旅客数は前年比6.0%減の46万3332人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を8.4%増としたのに対し、旅客需要を表す有償旅客キロ(RPK)が5.8%増に留まり、有償旅客による座席利用率を表すロードファクターは1.8ポイント減の71.6%となった。

 方面別の旅客数では、北米方面が14.9%増、欧州方面が14.8%増となったものの、アジア・オセアニアが14.2%減と減少した。NH広報室によると、中国線の落ち込みが大きく影響しているといい、韓国線は中国線ほどではなく、それ以外のアジア路線は好調に推移しているという。ロードファクターでは北米が4.5ポイント増の82.6%と好調で、欧州も0.8ポイント増の78.5%。アジア・オセアニアは8.1ポイント減の59.6%であった。

 なお、2010年比では旅客数が21.3%増、ASKが35.8%増、RPKが21.7%増で、ロードファクターは8.3ポイント減となっている。