松山市、「瀬戸内海道1号線」をPR/愛媛
愛媛県松山市(野志克仁市長)はこのほど、大阪市北区の弥生会館で「瀬戸内・松山ツーリズム観光商品説明会」を開いた。旅行会社やマスコミ60人が出席した。
野志市長は「広島と松山は海を隔てた立地にあるが、この海は我々をつなぐ海であり宝物だ。瀬戸内海を通して歴史ある魅力ある商品を提供していきたい」とあいさつ。
今年の6月に発足した瀬戸内・松山ツーリズム推進会議の一色昭造会長(石崎汽船社長)は「広島と松山を結ぶ瀬戸内海道1号線に興味をお持ちになり、旅行商品を造成していただいたことに感謝している」と述べ、同推進会議が松山・広島両市に船会社やJRなどで組織し、観光推進に取り組んでいく背景を説明。「九州と神戸を大きなフェリーが運航しているが、すべて夜中だ。瀬戸内海の昼間の景色を楽しめるのは瀬戸内海道1号線しかない」とし、さらなる商品造成を訴えた。
野志市長が今後の商品展開についてプレゼンテーションし、2014年が瀬戸内海国立公園指定80周年、道後温泉本館建設120周年、四国八十八カ所霊場開創1200年になることをアピール。瀬戸内海道1号線を使った旅行商品「瀬戸内はいくるーず」(今年4-6月に実施)効果で高速船や道後温泉の宿泊客、JR利用がいずれも増加したことを報告した。
また同ルートがいかに魅力的であるかを紹介し、将来的には富山・長野を結ぶ立山黒部アルペンルートをイメージしたタイトルを設けたい考えを披露した。
松山観光については、松山市内で人気がある3施設を割引、手数料を支払う「明治はいからⅢ館パック」、専属ガイドと歩くまち歩き「松山はいく」「道後女子はいく」「パワースポットはいく」などを紹介した。
このあと、松山市産業経済部観光産業振興課専門監の織田祐吾さんが「瀬戸内・松山モデルルートおよびその他の旅行商品」「今最も注目される修学旅行、企業(研修)旅行」について説明を行った。
広島市側からは、同市経済観光局観光政策部観光企画担当課長の田村直也さんが「2013ひろしま菓子博と広島デスティネーションキャンペーンの取り組み」、同市広報・誘客担当部長の細川幹夫さんが「第26回全国菓子大博覧会・広島」をPRした。
情報提供:トラベルニュース社