フランクフルトに新搭乗エリア、LHやスター各社が利用へ

  • 2012年10月4日

 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)によると、フランクフルト空港の第1ターミナルに10月10日、新搭乗エリア「Aプラス」がオープンする。AプラスはLHとスターアライアンスの加盟航空会社のみが使用することになり、供用開始によりフランクフルト空港の年間旅客数は600万人増となる見込みという。

 新エリアは18.5万平方メートルの面積で、1階は手荷物受取、2階はシェンゲン域内路線の発着に使用。日本路線などシェンゲン域外の路線は3階が出発、4階が到着用となる。長距離路線機材用の搭乗口は7ヶ所用意しており、このうち4ヶ所は3本の搭乗ブリッジを備えてエアバスA380型機にも対応。長距離路線の運航がない場合はナローボディの機材を11機同時に駐機することも可能とした。

 また、新エリアの供用開始により、乗り継ぎの利便性も向上。北米からの全便と成田からのLH711便がAプラスに到着することになるといい、この結果、一部便のMCTが60分から45分となる。

 このほか、エリア内にはLHがファーストクラスラウンジ1ヶ所、セネターラウンジ2ヶ所、ビジネスラウンジ2ヶ所を開設。これらの総床面積は1.4万平方メートル以上になり、空港内のLHラウンジの許容量は約2倍に拡大する。なお、待合室の座席にも電源とUSBポートを装備したという。