"復興支援"のDCに評価 JR旅ホ連が総会

 JRグループ協定旅館ホテル連盟(2711会員、磯田光治会長=宮城県・ホテル松島大観荘)はこのほど、東京・池袋のホテルメトロポリタンで2012年度総会を開き、(1)11年度事業と決算(2)12年度事業計画と予算-を審議、承認した。また、JR6社が11年度の概況などについて報告した。

 磯田会長はあいさつで「九州新幹線効果で九州は盛り上がりましたが、東日本は上半期が特に厳しかった。しかし、下半期はV字回復し震災前に近づくまでに戻っています。また、東北も確実に前進しています」と現況を報告。一方で、風評被害は収まっていないとし「直接の被災地、特に沿岸部は厳しい」と一層の支援が必要との認識を示した。

 そうしたなか、JRグループの取り組みについて「震災後にJR東日本管内でDCを多く設定していただいていることがありがたい」と感謝を示した。

 東日本大震災後、特に東北では直後の青森DCに続き、12年に岩手、13年に宮城、秋田、14年に山形と5県でDCが開催もしくは開催が決まっている。

 JR東日本からは「この間、東北でのJR各社の研修会も多く組んでいただきました。他社の社員送客に感謝しています。JRグループの連携と絆はより深まっています」と、JRグループ全体で復興支援に取り組んでいることを紹介した。


情報提供:トラベルニュース社