ルックJTB、13年度は更なる進化-買い取りにも積極姿勢
注目が集まるLCCについては、国内線におけるLCCは急激なスピードで伸びる可能性があるとしつつ、国際線は「定期便のメジャーキャリアが多数の座席を供給しており、日本人のアウトバウンドとしては徐々に伸びていく程度ではないか。さほど大きな影響は出てこないと見ている」と言及。その上で、「旅行会社を使いたいというLCCがあれば商品化していきたい」と、「是々非々」の姿勢を示した。
また、航空券やホテルの買い取りも増やしているところだが、2013年度も「リスクを取ってチャーターや買取は大幅にやっていかないと、量を伸ばせない状況が来ているので、今後も前向きにやっていきたい」という。
このほか、北島氏自身が2009年のJATA国際観光会議で宣言した“安売りからの撤退”の取り組みについては、「2009年までの10年間は価格競争により単価が35%下がった」のに対して、商品革新後は金額ベースで単価を2万円強、引き上げられていると説明。
この結果として、オペレーターやサプライヤー、ホテルなどを含めた「Win-Win-Win」の関係ができあがってきており、「安い料金だけでなく品質の良い条件を出してもらい、お互いが利益を生み出せるような形になりつつある」という。