KNT、4月の海外旅行取扱額は21.2%増、一般団体91.7%増に
近畿日本ツーリスト(KNT)の2012年4月の販売実績で、海外旅行取扱額は東日本大震災の反動もあり、前年比21.2%増の91億8905万円となった。団体旅行のうち、一般団体は91.7%増の14億5769万円、学生団体も48.5%増の2億8404万円と2ケタ増となり、団体旅行の合計は83.0%増の17億4174万円と前年を大きく上回った。また、企画旅行はホリデイが30.0%増の38億3203万円と増加。個人旅行は0.8%減の36億1546万円となった。
ホリデイの取扱人数は21.7%増。方面別ではハワイ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、ミクロネシア、台湾、中国など多くの方面で前年を上回り、とくにミクロネシアは73.1%増と大きく伸びた。一方、オセアニアは引き続き伸び悩んだ。
国内旅行は全体が24.8%増の148億3304万円と増加。団体旅行では一般団体が36.1%増の24億1896万円、学生団体が15.6%増の37億3204万円、合計が22.9%増の61億5101万円だった。メイトは31.4%増の54億2397万円、個人旅行は18.2%増の32億5774万円だった。メイトの取扱人数は47.5%増で、東北、首都圏、関西、中国四国、沖縄は前年を大きく上回り、特に東北方面は652.8%増となった。このほか、外国人旅行は原発の影響が残るものの、404.9%増の9億3743万円となり、震災の反動で前年を大きく上回った。