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アクセスランキング、LCC関連が5本、高速ツアーバス事故も

 今週はこのほか5位に、関越道での高速ツアーバス事故に関する記事が入っており、この中では、高速ツアーバスの業界団体である高速ツアーバス連絡協議会が策定した自主指針についてもお伝えしています。指針の内容については記事をご覧いただくとして、ここでは、この指針に関する記者会見で一般メディアから出された質問を一つご紹介します。

 高速ツアーバスのリスクについては従来から指摘されていたところですが、記者会見ではそれを理解している記者から「いつかこのような事態になると思っていたのではないのか」との質問が飛んだのです。

 私はこの質問を聞く前に、ある旅行業従事者が「(事故は)起こるべくして起こった」と発言するのを耳にしていました。少なくとも1人は、旅行業界の中で「このような事態になると思っていた」わけです。従来からリスクを指摘する声があったということは、その1人だけでなく複数の人が事故を危惧していたのでしょう。であるにもかかわらず事故を防げなかった、このような事態になったことについて、旅行業界は重く受け止めなければならないでしょう。

 リスクに気付いていなかったのであれば気付けるように、気付けたのであれば発言し、行動できるようになれなければなりません。行き先が海外か国内かは関係なく、安全かつ安心な旅行を提供するために最大限の努力を重ねずして旅行のプロフェッショナルを名乗る資格はありません。サプライヤーからの直販と旅行会社経由と、お客様にとってのリスクが同水準では勝負にならないのは目に見えています。

 協議会では今後、指針を会員会社に守らせつつ、さらに内容を拡充していく方針といいます。来年7月までの高速乗合バスへの一本化が決まっていますが、まずは今回の指針が第一歩として遵守され、お客様の安全を脅かすような事態が2度と起きないよう心から願っています。(松本)