読者レポート:トラベル懇話会、ニューカレドニア研修ツアーを実施
トラベル懇話会研修チームからの提案
研修を重ねるごとにニューカレドニアの快適さを実感したが、南太平洋におけるニューカレドニアならではの魅力を、もっと具体的に表現しなくてはならない。「天国にいちばん近い島」は、永遠の名コピーであるが、新たな時代のコンセプトとアピールが必要である。
取り組むべき新市場としては、教育マーケット。修学旅行が、いくつか企画、実行されはじめている。
(1)治安が良い(2)現地の学校では第二外国語に日本語の選択が可能で、日本への関心が高い(3)オーストラリアやニュージーランドの学生との交流実績が多い(4)学生向け宿泊ホテルがある(5)日本との時差2時間(6)教育旅行運賃など、リゾート滞在とは別の新鮮な教育プログラム構築の可能性がある。
その他、ニューカレドニアには植物の固有種が多く、自然観察のツアーやハイキング・ツアーなどが徐々に企画されている。新婚旅行マーケットとは別に、中高年にとって魅力的な内容を盛り込んだプランの開発が期待される。ホテルの日本人スタッフのサービスや学びやイベントや食の魅力などを織り込んだ、きめの細かい、インパクトのあるシニア層向けプランがほしい。
新たなイベントであるニューカレドニア・マラソンへの参加企画は、注目されつつあるようだ。また、ニューカレドニアならではのお土産品の組織的な開発も必要であると強く感じた。トラベル懇話会の海外研修メンバーは帰国後、引き続き勉強会を開く。
文責:西川敏晴(前「地球の歩き方」会長)
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