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12年出張費用は増加傾向、航空運賃は最大10%増も-AMEX調査

 アメリカン・エキスプレスは12月19日、2012年に世界中で出張関連費用が全体的に上昇傾向となり、特にアジア太平洋地域では顕著に上昇するとの調査結果を発表した。同地域の航空運賃は長距離路線を中心に値上がりし、ホテルも概ね上昇傾向にあるという。

 アジア太平洋地域の航空運賃は、短距離線でエコノミークラスが2011年比1%から5%増、ビジネスクラスが2%から6%増を予想。長距離路線は、エコノミーが5%から9%増、ビジネスクラスが6%から10%増になるとしている。これらは、アジアの経済成長を当て込んだ出張の増加によって牽引される見込みだ。

 また、ホテルについても、出張者の増加に対してホテルの収容能力が限られるため、宿泊料金が上昇すると予測。中級ホテル、高級ホテルともに6%から10%の値上がりとなるという。ただし、例えば万博にあわせて客室数が大幅に増加した上海など、何かしらの事情によって料金が下がる都市もあると指摘している。