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アクセスランキング、1位はルズエアー、ピーチ初号機も

  • 2011年11月11日

[総評] 今週は、ポルトガルのチャーター会社「ルズエアー」が11月から予定していた21便の日本/ホノルル間チャーターの運航を取りやめたという記事が1位になりました。もともとハイフライ航空(5K)で運航予定であったところからルズエアーになり、それがデルタ航空(DL)になったということで、かなり慌ただしい印象を受けます。

 先日、日本航空(JL)でチャーターを担当されている宮城孝浩氏に取材した際、日本未就航の航空会社がチャーターで飛んでくるケースが増えて、逆にサービスやプロダクトの面でJLの優位性が際立っている、と話されていました(リンク)。今回のケースでは、よく知られたDLへの切り替えですから消費者の方々からすれば「ベターチェンジ」かもしれませんし、そもそも出発が間際に迫る中で無事にDLへの切り替えを実現できたことを評価するべきかもしれませんが、こうした混乱が、チャーターや旅行会社そのものの信頼性を下げてしまう可能性も否めません。

 今年のJATA国際観光会議のシンポジウムでは、IT運賃が減少してPEX運賃が増加する中で、旅行会社がレジャー用の座席をいかに仕入れていくかという議論がなされました(リンク)が、宮城氏のお言葉を借りれば、「行きたい時に行きたい所へ」が可能なチャーターは非常に有望な打開策の一つです。そして、そうであればこそ、今回のような混乱で信頼を損なうことは絶対に避けたいところです。

 個人的な感覚ですが、チャーターは動く金額が大きいこともあってか、打ち上げ花火のように華々しくニュースが飛び込んでくる一方、その後どうなったか、利用商品の販売状況はどうか、といった点について情報を入手しにくい傾向があります。

 今回はGSAであるサンプラス社が丁寧に取材に対応してくれましたが、今後チャーターが増えるにつれて、今回のようなケースを含めてリスクが増していくはずです。トラベルビジョンとしては、計画発表後を含めて今まで以上に綿密な取材をし、記事として掲載していきたいと考えていますので、関係者諸氏には是非とも取材にご協力いただけるようお願いしたいと思います。

 なお、今週の5位にはピーチ・アビエーション(MM)の初号機のフォトニュースがランクインしました。当日の取材で出したその他の記事2本もまとめていますが、いずれも10位以内に入るアクセスがあり、改めて注目の高さを感じています。フォトニュースでは、機内の様子を18枚の写真でご紹介していますので、「日本版LCC」をイメージする材料としてご活用いただければ幸いです。(松本)


▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2011年11月第2週:11月5日0時~11月11日18時)
第1位
ルズエアー就航中止、デルタ航空に変更-ハワイチャーター21本で(11/11/07)

第2位
在タイ日本大使館、写真で見るバンコク洪水マップを提供(11/11/07)

第3位
タイ、旅行会社が催行中止延長-バンコク、外国人観光客の姿も(11/11/06)

第4位
スペシャリスト・インタビュー<DS>:JTB西日本 岸田真規子さん(11/11/07)

第5位
「花が咲いたような飛行機」-ピーチ初号機内を写真で紹介(11/11/11)
ピーチ、低コスト体制に注力-PKGツアーは「考えていない」(11/11/11)
ピーチ、初号機が関空に到着-3月に就航、夏ダイヤから新路線も(11/11/11)

第6位
長崎/上海「1万円以下」-HTBクルーズ山本代表、初年度黒字へ(11/11/07)

第7位
ピーチ、IATAの2レターを「MM」に決定、ICAOの3レターは「APJ」に(11/11/09)

第8位
日本航空、上半期で年間目標達成、通期営業利益1400億円へ(11/11/08)

第9位
ルフトハンザ、bmiをBA・IBに売却へ、12年第1四半期完了めざす(11/11/05)

第10位
日本航空、B787のボストン線、期間限定で特別運賃を発売(11/11/09)