デルタ航空、プレエコ搭載機材増加へ、短距離国際線や国内線も

  • 2011年11月1日

 デルタ航空(DL)は、プレミアムエコノミークラス「エコノミーコンフォート」の導入路線を増加する。主要路線で運航する550機すべてのほか、現在2クラス制の250機のリージョナルジェットにもエコノミーコンフォートのシートを導入する。DLでは、今夏にすべての長距離国際線でエコノミーコンフォートの提供を開始していた。

 対象機材はB767、B757、B737、MD88、MD90、DC9、A320、A319、CRJ900、CRJ700、E170、E175。2012年夏期までに搭載を終える計画。これにより、カナダやメキシコ、カリブ海、中米や南米の北部地域などへの路線でエコノミーコンフォートを利用可能となる。最初に搭載する機材はB757で、今月中に新コンフィギュレーションでの運航を開始する予定だ。シートピッチを比較すると、エコノミークラスが通常31インチであるのに対して、エコノミーコンフォートは34インチ以上となる。優先搭乗のサービスも提供する。

 なお、DLでは2013年までに20億米ドルを投じてプロダクトやサービス、空港施設を改善する計画を進めているところで、今回のエコノミーコンフォートの搭載機材の増加もこの一環だ。