20代インタビュー:日本旅行 国内旅行HP編集担当 児島奈津子さん(25歳)
20代応援企画!
インターネットの利点をいかして販売促進-人と人が繋がる旅行業界に
-最近ではどこに行きましたか
10月の連休で出雲大社に行きました。思うがまま、無計画に一人旅をしたのですが、ハプニングもありました。実は私の祖父母の家が奈良・東大寺の近くにあり、帰省する夏期は夜にライトアップがされているので、出雲大社もライトアップがあると思い、19時ごろに到着したのです。すると拝観時間は20時までですが、ライトアップはなく、周囲は暗くて写真で見る出雲大社とは全然違う雰囲気。参道が長いので、怖い思いをしました。
また、帰りもこの時間になると電車の本数が少なく、アクセスを確保するのも大変。いつもおすすめしているものに対しては、交通などを含めて細かく情報を提供する必要があることを痛感しました。
-旅行業界ではネットとリアルの議論がありますが、これまでの業務を通してネットの役割をどう考えていますか
個人的な考えですが、店舗には安心感を求めるお客様が来店されると思います。ネットに対しては不安に思うお客様もいらっしゃるので、それを少しでもなくしていくのが私たちの役目だと思っています。
インターネットは、店舗に行かなくても自宅や勤務先、さらにはスマートフォンで外出先からも手軽に商品情報を調べたり購入したりすることができ、お客様にとっての利便性は非常に高いものがあります。それを手軽に、安心して利用できるようにするのが最大のミッション。必要なことを伝達し、お客様が迷わずにすぐ予約ができることをめざしたいと思っています。
そのためには、今はホームページやメルマガだけでなく、ツイッターやフェイスブックなどツールはさまざまあり、そこに追いついていくことが大切です。日本旅行でもそれぞれの特性にあわせて使い分けており、たとえばフェイスブックでは添乗員が現地の魅力や最新情報を提供し、ツイッターでは担当スタッフが普段の業務で感じたことなどを載せ、日本旅行のファンを作る身近なツールとしています。
-ご自身で意見や企画を出すことはありますか
掲載した商品に対して、「この商品は売れる!」と思っても、予想が外れて別のものが売れることがあります。アクセス解析で訪問者数やどこのサイトからのアクセスかなど結果が数字で出てくるので、常に次の販促に活かすための対策を部署内のミーティングで話し合っています。
今年に入って、エリアターゲティングのメールマガジンを開始しました。連休の間際になると、近場の旅行を検討される方が多いなか、宿ぷらざでは全国の読者宛に同一の内容のメルマガを送っていました。近場が売れる時期であっても、九州のお客様にも北海道を売ろうとしていたということです。
先輩から、このことについてどう思うのか促されたことがきっかけでしたが、2年間担当してきた中で本当にそれでいいのか考え、まずは東日本版と西日本版の2通に分けて配信することを提案しました。仕事量は2倍に増えますが、お客様のことを考えるとこういう努力は必要だと思っています。