20代インタビュー:日本旅行 国内旅行HP編集担当 児島奈津子さん(25歳)
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インターネットの利点をいかして販売促進-人と人が繋がる旅行業界に
大学の社会情報学部でプログラミングや情報リテラシーを専攻した児島さんは、日本旅行に入社後は希望通り、ウェブサイトとメールマガジンの作成、販売促進などを担当するICT(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)営業推進部に配属されました。今年で入社3年目となり、「そろそろ教えてもらう立場じゃない」と、次のステップへの自覚が強まっているようです。「以前は業務を覚えることに一生懸命でしたが、自分から体験して吸収しようと思うようになった」と話す児島さんに、仕事のおもしろさや難しさ、旅行業界に対する希望などをうかがいました。
-希望通りの就職、配属先となりましたが、実際に働いてみていかがでしたか
現在は、宿泊施設を扱う「宿ぷらざ」と国内募集型企画旅行の「赤い風船」のホームページとメールマガジンの作成、これら制作物に関する質問への対応を担当しています。
仕事はおもしろく、やりがいがあります。初めてページ制作を担当したのは入社4ヶ月の頃。宿ぷらざの「夏の売り尽くしセール」で、ページのデザインを決め、地域を紹介するコラムも書きました。掲載されるとうれしくてうれしくて、学生時代の友達に「このページは私が作ったんだ、見て!」と連絡し回ったほどです。
仕事をしてみるまでは、インターネットを担当する部署はパソコンを相手に1日中、机に向かう仕事だと思っていました。しかし、実際は商品担当者とのやりとりはもちろん、現地研修や、ウェブやメルマガを見たお客様からの問い合わせ対応も仕事になります。人との関わりの多い、外を向いた華やかな仕事なのだと印象が変わりました。
例えば、自分の書いたコラムに対して、お返事をいただくことがあります。この間は季節の挨拶にあわせて、「昭和記念公園のコスモスがきれいだった」と書いたら、「あそこはきれいですよね」とか「ぜひ行ってみたい」とのメールをいただきました。宿ぷらざのメルマガには35万人という多数の読者がいらっしゃるのですが、「ちゃんと読んでくださっているんだ」とわかり、励みになります。
-今年で3年目ですね。入社直後から振り返って実感する変化はありますか
以前は業務を覚えることに必死でしたが、徐々に自分から仕事の幅を広げるために行動するようになってきました。例えば今年は「温泉ソムリエ」の資格を取りました。社内に「温泉博士」と呼ばれるほど温泉好きで詳しい先輩がいるのですが、知識がものすごいんです。各温泉の特徴とその良さを熟知されていて、プライベートで温泉に関するホームページを立ち上げているほか、宿ぷらざの仕入を担当されているのでもちろん業務にも役立てていらっしゃいます。それが自分の強みになるのだと触発されました。
また、時間をみつけては積極的に旅行をするようにしています。やはり現地を知っているのと知らないのではコラムの力が変わり、お客様の反応が違います。今は各地域に対して自信を持って説明できるようになることを目標の一つとしています。