デルタ航空、太平洋路線の旅客収益が22%増-第3四半期

  • 2011年10月28日

 デルタ航空(DL)の2011年第3四半期(2011年7月~9月)の業績で、太平洋路線の旅客収益が前年比22%増の10億7300万米ドルとなり、全方面の中で最も高い伸び率となった。イールドも12%上昇したが、輸送容量を14%増と大きく増やしたため旅客単位収益(PRSAM)は7%増と、全方面の中で最も低かった。全体(連結)では旅客収益が10%増の85億6800万米ドルで、イールドとPRASMともに11%増。主要方面の大西洋路線は、旅客収益が6%増の17億9600万米ドルで、イールドとPRASMがともに10%増となった。全方面のロードファクターは86.1%となった。

 第3四半期の特別項目を除く純利益は7億6500万米ドル、純利益は5億4900万米ドルだった。総営業収益は10%増で、営業費用は前年よりも10億米ドル増加。燃料費は決済済み燃料ヘッジ利益で一部相殺したものの、10億米ドル増加したという。

 なお、第4四半期の業績予想として、旅客輸送容量は国際線が4%から6%減、国内線は3%から5%減とし、営業利益率は5%から7%と発表している。