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ナイアデリゾート、モーリシャスの販売強化も-「大きな潜在性」

  • 2011年10月19日

 モーリシャスやモルディブで8軒のリゾートを運営するナイアデリゾートは、日本市場で主力のモルディブとともに、モーリシャスの販売も強化する考えだ。このほど同社CEOのポール・ジョーンズ氏らが来日し、旅行会社などにセールスコールを実施。本誌の取材に応じたジョーンズ氏は、12月から新たなブランディング展開を始め、日本でも日本語のブローシャーを用意するなどして、8軒全体への誘客をはかっていく方針を示した。

 ナイアデリゾートは、モーリシャスで5軒、モルディブで1軒、レユニオン島で2軒のリゾートを運営。ジョーンズ氏は昨年10月の就任以降、質やサービスの拡充による顧客価値の向上に取り組んできているところ。日本市場では、モルディブの「ディーヴァ」が知られており、全宿泊数の10%が日本人であるほど利用が進んでいるが、本拠地でもあるモーリシャスでは日本市場への取り組みは緒についたばかりという。

 ジョーンズ氏は、モーリシャスを販売する上で、デスティネーションの認知の低さや直行便がないことなどが課題と指摘。実際には文化や観光、ショッピングなど、モルディブとは異なる魅力があるとし、シニア層にも適した「大きなポテンシャル」のあるデスティネーションだと強調した。

 今後の方針としては、モルディブを維持、強化しつつ、中長期的にモーリシャスを含めた8軒全体の販売増加を進める。12月に始める新ブランディングは、ジョーンズ氏の就任以来の取り組みに沿ったもので、「Value for Money」を打ち出す。オンラインでのプロモーションのほか、「ナイアデリゾートを選ぶ50の理由」をテーマにブローシャーも作成。日本語にも翻訳して旅行会社に配布し、セールスツールとして使えるようにする考えだ。