「あかり」で地域おこし 大津に23地域集いサミット/滋賀

 「あかり」で日本を元気に-。明かりを使ったイベントで地域おこしに取り組む地域・団体が集まる「全国あかりサミット」が9月24日、滋賀県大津市の市旧大津公会堂で開かれた。全国23地域、100人が出席し連携やイベントの発展に意見を交わした。

 サミットは、全国の「明かり」イベントに取り組み地域・団体の情報交換と連携を目的に開催されているもので、今回で5回目。神奈川県横浜市や岐阜県美濃市、京都市、大阪市など全国から参加した。

 今回は、奈良県で開かれた昨年の大会で設立が決まっていた同サミット連絡協議会の設立総会が開かれ、会長に滋賀県議会議員の山本進一さんを選出。山本さんは「明かりを通じて連携を図り、各地のイベントが盛り上がっていくことを期待します」とあいさつした。また、次回の開催地は北海道帯広市に決まった。

 サミットでは、基調講演や事例発表、パネルディスカッションが行われた。基調講演は、京都造形技術大教授の山崎亮さんが「人とまちを元気にするあかり」と題して登壇。コミュニティデザインに携わる自身の経験や、大阪府や栃木県でのまちづくりの取り組みを事例に挙げながら「明かりは人を和ませます。これを通じ、人と人とのつながりを大切にしてほしい」と呼びかけた。


情報提供:トラベルニュース社