GHA、日本ブランドの新規加盟に積極姿勢-知名度向上へ新サイトも開設

  • 2011年10月7日

 グローバルホテルアライアンス最高経営責任者 クリストファー・ハートリー氏
グローバル・ホテル・アライアンス(GHA)は10月6日、ワークショップとレセプションを開催した。GHA最高経営責任者(CEO)のクリストファー・ハートリー氏はトラベルビジョンの取材に応じ、「アライアンスは今後も拡大させていきたい。日本の新たなパートナーも探したい」と話し、日本での新たなホテルブランド加盟について積極的な姿勢を示した。当日は約130名がワークショップに来場し商談や意見交換をおこなった。

 新規加盟の条件として最も重要なことは5ツ星の高級ホテルといったラグジュアリーであることのほか、「お互いにとって(加盟価値を)わかちあえる関係にあること」だという。日本は成熟したアウトバウンド市場であることから、グローバルなホテルネットワークの充実に向けた重要な市場のひとつとして位置づけた。GHAによると、3年前は8ブランドだった加盟数が現在は14ブランドと拡大。2010年に導入した顧客向けロイヤリティ・プログラム「GHAディスカバリー」は、その地域独自の体験ができるプログラムで、地域に根ざしたホテルならではの強みを生かして展開。現時点で約200万人が加入している。

 ハートリー氏は、GHAのさらなる認知向上に向けてウェブサイトを新たに開設する計画だ。顧客とのコミュニケーションがとりやすい機能を持たせるとともに、フェイスブックなどを活用しながら顧客自身の旅行体験やホテルでの体験を紹介できるようにする。開設当初は英語のみだが、日本語や中国語、ドイツ語など多言語に対応させていく。