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エア・カナダ、カルガリー線利用率が5ポイント増、キャンペ奏功

  • 2011年10月4日

(左から)アルバータ州観光公社の小西氏、ACのワイス氏、読売旅行関東広域企画センター海外旅行部企画仕入課係長の古谷栄氏、CTC日本地区代表モリーン・ライリー氏、アルバータ州観光公社アジア兼南米地域担当マーケティングディレクターのシェリル・リュウ氏、同社インターナショナルマーケティングエグゼクティブディレクターのウェイド・ハーパー氏 エア・カナダ(AC)、アルバータ州観光公社、カナダ観光局(CTC)は10月4日、ACの成田/カルガリー直行便の販売促進を目的に今年1月から5月に実施した「カナディアン・ロッキー・エクスプレスキャンペーン」の結果報告会を開催した。

 AC日本地区旅客営業・マーケティング本部長のワイス貴代氏は、同路線について、東日本大震災の影響で当初は伸び悩んだが、6月から8月は「昨年のロードファクターより平均で5ポイント高かった」とし、「大変良い成績を残すことができ、日本発のお客様で(便を)埋めることができた」と成果をアピール。「このまま定着させ、フライトの就航数も少しずつ増やす努力をしていければ」との考えを示した。来年夏は週5便への増便も検討中という。

 今回のキャンペーンは2011年1月21日から5月31日まで、テレビCMやウェブサイトなどで実施。アルバータ州観光公社市場開発担当ディレクターの小西美砂江氏によると、ウェブサイトのアクセス総数は4万8987件、ページビュー総数は8万6617件だった。旅行会社のツアーを紹介したページはトップページからの遷移率が38.72%ともっとも高く、アクセス数の推移から複数のツアープランを閲覧したユーザーが多かったと推察できるという。

 小西氏によると、キャンペーンは来年夏も実施する考え。来年はACのカルガリー直行便とアルバータ州の魅力をさらに訴えるとともに、10月下旬に発表予定の、2012年の新しいブランディングも活用。アルバータ州ならではの感動体験、景色をメインにアピールしていく。さらに、2012年に100周年を迎えるカウボーイの祭典「カルガリー・スタンピード」もアピールしていく計画だ。

 なお、結果報告会では、旅行会社を対象に実施した販促キャンペーンの受賞者も発表。受賞商品は読売旅行による「感動のカナディアンロッキーとナイアガラ大瀑布ハイライト6日間」で、小西氏によると、4月、5月出発のキャンペーンツアー販売実績、アルバータ州での総宿泊日数、キャンペーンサイトでのクリック数、ツアー内容、ツアータイトル及びキャッチコピーについてそれぞれ点数化して評価したという。

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▽冬キャンペーンも紹介、「THE BIG WINTER」コンセプトに

 冬期については、「THE BIG WINTER」をコンセプトにプロモーションを展開。コピーは「なんて小さな人間が、なんて小さなことで、悩んでたんだ」とした。カナディアンロッキーの大自然とアクティビティを楽しむ「小さな人間」の対比により、カナダの圧倒的な風景のビジュアルを強くアピールする考えだ。

 テレビCMやウェブ用動画を作成し、バナーやリスティング広告も実施し、特設サイトも開設する。サイトではフォトギャラリーや現地のおすすめスポットに加え、旅行会社各社のパッケージツアーを掲載。カナダに興味、関心があるターゲットの購買意欲を高め、申し込みにつなげたい考えだ。