阪急、7月の海外旅行取扱額は11%増、「安・近・長」好調
阪急交通社によると、2011年7月の旅行総取扱額は前年比4.1%増の314億2890万1000円となった。このうち、海外旅行取扱額は11.7%増の224億748万円となり、2011年2月以来初めて前年を上回った。同社広報部によると、節電対策などで夏休みに長期休暇を取りやすかったということもあり、安・近・長のコースが好調。なかでも中国を除くアジア方面が好調で、韓国が50%増、台湾が33%増となった。欧州方面も10%増となっており、海外旅行は東日本大震災の影響からかなり回復してきているという。
一方、国内旅行は北陸・甲信越、九州方面では夏休みを迎えたこともあり前年を上回ったが、東北方面の落ち込みはカバーしきれず、10.5%減の90億379万4000円となった。外国人旅行は震災や福島原発事故の影響が長引き、67.7%減の1762万7000円となった。