ポルトガルのルズエアー、ハワイチャーター21本運航へ-11月から12年1月に

  • 2011年8月28日

 ポルトガルの国際線チャーター会社、ルズエアーは2011年11月13日から2012年1月3日にかけて、日本国内11都市とホノルルを結ぶチャーター便を21本運航する計画だ。今回のチャーターが日本初就航となる。ルズエアーの日本総販売代理店(GSA)である、サンプラス代表取締役社長の宇都宮秀人氏は「地方の旅行会社にとって売りやすい商品を作り、地方需要の活性化をはかりたい」と意欲を語った。今回のチャーターを来年夏の長距離方面へのチャーターにつなげていきたい考えだ。

 チャーターの発着地は新千歳、花巻、仙台、福島、静岡、小松、名古屋、関西、広島、山口、熊本の11都市。機材は8月中に導入予定のエアバスA340-300型機で、ビジネスクラス25席、エコノミークラス267席の計292席。ビジネスクラスは180度のフルフラットシートで、バーカウンターも併設しているという。

 宇都宮氏によると、旅行会社から地方空港発ハワイへの直行便について強い要望があったことから決定。販売はジェイティービー(JTB)やエイチ・アイ・エス(HIS)、日本旅行、阪急交通社、タビックスジャパン、農協観光などが予定する。半数以上がブロックチャーターで、すべて4泊6日の日程だ。

 すでに阪急交通社やタビックスジャパンなどがツアーを発売しており、12月11日のホノルルマラソンを挟んだチャーター2本、年末年始のチャーター3本をはじめ、合計10本がすでに完売。これからツアーを販売する旅行会社もあることから、今後の販売増も期待できるという。宇都宮氏は今回の地方チャーター便運航を2012年夏のチャーターにつなげていきたいとし、ヨーロッパやカナダ、ハワイなどへの就航を検討していく考えを示した。

 ルズエアーは1997年創業の国際線チャーター会社で、2003年にロッキード社のL1011-500機を2機購入し、本格的にチャーター市場に進出。2009年にはボーイングB767-300型機1機を購入している。2011年8月末にA340-300型機材を3機新たに購入する計画だ。