Marriott Bonvoy

スイスホテル昆山、レジャー客の取り込み強化-上海蟹の産地をアピール

  • 2011年8月28日

スイスホテル昆山ジェネラル・マネージャーのスティーブン・フェウェル氏  スイスホテル昆山は、日本人レジャー客の取り込みを強化する。このほど来日したジェネラル・マネージャーのスティーブン・フェウェル氏は「上海蟹は日本人から人気が高い」とし、上海蟹の産地である昆山市の陽澄湖をアピールすることで「蟹のシーズンである10月から12月にレジャー客を取り込み、レジャー市場を拡大していきたい」考えを示した。

 同ホテルはスイートを含め387室の客室を有しており、フェウェル氏によると中国国内からの宿泊客がメイン。日本人のシェアは12%で、昆山市は日本企業が多数進出しているため、出張などのビジネス利用が8割以上を占めているという。フェウェル氏は「日本人のレジャーはポテンシャルがある」ことから、レジャー客の取り込みにより、日本人のシェアを15%まで増やしたい考えだ。

 今回の来日では旅行会社数社を訪問し、上海や蘇州の水郷と昆山をからめたパッケージ商品の造成をアピールしたという。スイスホテル昆山は市の中心に位置し、上海からは車で50分、蘇州から車で30分。陽澄湖までは車で20分、水郷も車で10分の距離で、観光名所にも事欠かない。フェウェル氏は「昆山市は静かで公園も多くリラックスして滞在できる街」と述べ、「上海で1、2泊し、上海蟹の本場である昆山で1泊してリラックスしてほしい」と提案した。