神戸-小豆島間に定期便就航 ジャンボフェリー

 ジャンボフェリー(神戸市中央区)は7月6日、神戸港と香川県小豆島・坂手港を結ぶ「小豆島ジャンボフェリー」を就航させた。神戸-小豆島の定期便は3年ぶりの復活。各地のフェリー航路が存亡の危機に立たされるなか、フェリー・観光業界にとって明るいニュースとなった。

 小豆島と京阪神を結ぶ定期便は2008年の高速船廃止以来途絶えていたが、昨秋、小豆島町が観光需要の向上などを目的に、同社に対して復活を要望。同社はそれに応え、神戸運輸監理部に認可を申請していた。就航で京阪神からの人の流れが創出され、小豆島の観光活性化が期待される。

 1日3往復、計6便の運航で、所要時間は約3時間。神戸港発は朝便が5時40分、昼便が14時、夜行便が1時に出発。夜行は高松経由のため、7時10分に着く。坂手港発は朝便7時20分、昼便16時20分、夜便20時40分発。

 運賃は、大人片道1800円、往復2990円。普通車と運転手1人で片道4990円、往復9980円。フェリーはレディースルームや女性専用シャワー室、チャイルドルームも備えている。

 8月31日まで(8月6、7、12-16、20、21日除く)は、就航記念企画「ふねタダ・のりのり祭り」を実施中。小豆島内の参画宿泊施設63軒の宿泊者を対象に、帰り(小豆島から神戸)の普通車と運転手1人の運賃が無料になる。

 問い合わせは、同社TEL078-327-3322。

情報提供:トラベルニュース社