若狭・中丹が最優秀賞 高速道路財団・観光活用プラン
福井県若狭地域と京都府中丹地域の6市町でつくる「若狭・中丹広域観光誘客協議会」がこのほど、高速道路交流推進財団の「観光資源活用トータルプラン」で最優秀賞を受賞した。
プランは、各地の観光資源を広域的に結ぶ企画を募集して、観光誘客、高速道の利用促進につなげようというもの。5回目となる今回は全国から44団体が応募、2月に受賞団体を選定した。3年以内のプランの実行などを条件に、最優秀賞には最高で3千万円の支援が与えられる。
同協議会は福井県小浜市、おおい町、高浜町と京都府舞鶴市、福知山市、綾部市の自治体と観光協会で組織。舞鶴・若狭自動車道沿線に位置し、広域連携による観光誘客事業に取り組んでいる。
最優秀賞を受賞したプランは、「人」を地域の魅力と捉え、同自動車道を通じた「ひと肌を感じる出会いづくり」を目標に掲げた。地域の生活に根ざした祭りや行事の体験観光化、祭りや祝い事の際の「ハレ」の文化の商品化、田舎暮らしの誘致などで都市と農村の交流、地域資源継承の仕組みを創出する。
今後、事業化に向けて観光関係者や地域住民など地域内の体制を固めるほか、情報発信に努めていくという。
情報提供:トラベルニュース社