秋冬は鉄道で周遊を JR北海道が商品説明会

 JR北海道は5月19日、大阪市北区のホテルモントレ大阪で商品説明会を開いた。白銀の大地を行く秋冬の列車、周遊バスなどの魅力を出席した旅行会社ら約110人にアピールした。

 同社の綿貫泰之・鉄道事業本部営業部長は、東日本大震災の影響で4-5月の鉄道収入が前年を割り込んだことを報告しながら、「しかし、北海道をPRできる夏が間近。来年夏の北海道デスティネーションキャンペーン(DC)に向け、プレイベントを仕掛けるなど需要拡大を目指します。秋冬は今日の発表を聞いて、1つでも多く商品へ組み込んでいただきたい」と呼びかけた。

 秋冬の北海道は列車と観光周遊バス「ツインクルバス」を使い、イベントや自然、スキーを組み合わせた商品が定番。この日のプレゼンテーションでは、道南は「SLはこだてクリスマスファンタジー号」と大沼、函館のツインクルバスを組み合わせたクリスマス観光、道東は釧網本線の「SL冬の湿原号」や「流氷ノロッコ号」で行く自然の旅を紹介したほか、札幌と新得を結ぶ「トマムサホロスキーエクスプレス」などスキー列車も取り上げた。

 また、来年の北海道DCについても説明。来年7-9月、「こころにくる旅。キュンと北海道」をキャッチコピーに、地域の食と体験で滞在型観光を提案する。今年7-9月にはプレキャンペーンも展開する。


情報提供:トラベルニュース社