古事記の舞台探訪 米子市観光協会が視察ツアー

 鳥取県・米子市観光協会はこのほど、関西の旅行会社約10社を招き、視察研修ツアーを実施した。


 今回のテーマは、山陰の「古事記の舞台」。来年に古事記編さん1300年を控え、皆生温泉を宿泊地として県内の古事記ゆかりのスポットをめぐり、その魅力を伝えることで古事記ツアーの商品化につなげようというものだ。

 「因幡の白うさぎ」で知られる鳥取市の白兎神社や、大国主命の復活の地である南部町の赤猪岩(あかいいわ)神社など、宿泊・昼食含め15のスポットを視察。山陰の古事記についてガイド本も出版している「古代出雲王国研究会」代表の多羅尾整治さんの案内で、各地の神話のいわれを学びながら周遊した。

 宿泊地の皆生つるやでは、商品造成について参加者と地元観光関係者が意見を交換。観光バスの駐車場やトイレ、ガイドの問題のほか、古事記に関する専門的な講演を求める声もあがっていた。


情報提供:トラベルニュース社