中国・海南省、日本に観光レップ開設を計画−15年に日本人10万人めざす

  • 2011年2月21日
 中国の海南省は、日本で観光プロモーション活動を展開するための拠点設置を計画している。このほど来日した、海南省旅游発展委員会副主任の小剛氏が明らかにした。現在準備を進めているところで、5月から6月にかけて実現したい考え。日本企業に委託し、活動の効果次第で直接運営することもあり得るという。業務は、特に観光プロモーションと、日本語サイトの開設と運営を中心に据える。日本語サイトは10月か11月の開設を予定。観光関連の資源や商品、ホテル、モデルコースなどについて紹介する。

 氏によると、現在の海南省への日本人訪問者数は年間4万人程度。これを「まずは2015年に10万人に拡大したい」考えで、ゴルフやリゾート、温泉などのほか、文化体験などもアピールする方針。定期路線の開設やチャーター便の設定に対する補助金も設定している。

 また、中国国家観光局首席代表の范巨霊氏によると、海南島は中国政府が「国際観光の島」として位置づけており、外国人旅行者の満足度向上に向けて、ソフト、ハード両面で様々な取り組みを進めているところ。サービスの向上にも取り組んでいるところといい、氏は「日本のサービスからも大いに学んでいきたい」と意気込みを示した。