トップツアーの2010年12月の旅行総取扱額は、前年比18.9％減の96億3071万6000円となった。海外旅行が34.2％減の26億3202万8000円と前年を大きく割り込んだほか、国内旅行が7.4％減の64億144万5000円、訪日旅行が9.5％減の3億2497万3000円、その他が55％減の2億7227万円と減少した。

　海外旅行では、団体旅行のうち一般団体が前年に大型団体を取り扱っていた反動で72.2％減となり、教育旅行団体は8.5％減であったものの、団体旅行全体では55.8％減となった。一方、個人旅行は自社企画商品が32.3％増と好調で、他社企画商品が17.7％減となったものの、全体は0.5％減とほぼ前年並みにとどまった。

　また、海外旅行取扱人数も大型団体の反動で44.3％減。方面別の団体旅行の取扱人数は、香港が288.4％増、シンガポールが173.5％増、北米が31.6％増、台湾が26.4％増、中国が23.5％増とプラス成長。一方、企画商品はハワイが107.2％増、韓国が33.8％増と増加。企画商品全体では23.7％増となった。

　なお、2010年1月からの累計では、海外旅行が9.5％増の313億5048万7000円、国内旅行が3.3％減の812億6342万4000円、外国人旅行が10.6％増の43億4111万1000円、合計が0.3％増の1169億5502万2000円となった。