タイのカオラック・ラグナ・リゾート、日本市場に注力−特別プランも設定

  • 2011年2月14日
 タイ南部のカオラックに位置する「カオラック・ラグナ・リゾート」からセールスマーケティング部長のナパドル・ポンタイ氏がこのほど来日し、日本市場の拡大に注力する方針を示した。

 同氏によると、カオラックはヨーロッパの旅行者に人気が高いリゾート地で、カオラック・ラグナ・リゾートでもドイツや北欧、スイス、ベルギー、イギリスなどヨーロッパ人が利用者の85%を占める。現状の日本人のシェアは約5%で、インターネットから直接予約するFIT層が中心。ポンタイ氏は、2011年から日本市場に対し本格的にセールス活動を展開することで「日本人のシェアを20%に拡大したい」と意欲を述べた。

 ポンタイ氏は、カオラックの認知度の低さが日本市場での課題と指摘し、「まずは魅力を訴えることで、誘客へとつなげていきたい」考えを示した。同氏によると、カオラックにはアンダマン海の美しいビーチのほか、シミラン島などのダイビングスポットもあり、ダイバーに人気が高い。また、タイで2番目の大きさを誇るカオソック国立公園でのジャングルクルーズ、象に乗ってのサファリツアー、「リトル・アマゾン」と呼ばれるガジュマルの森の散策など森林の魅力も堪能できるという。

 同ホテルではこうした魅力を訴求するため、現地ツアーを含んだ3泊4日の宿泊パッケージを日本市場向けに用意。日本の旅行需要が高まるゴールデンウィーク期間に部屋の無料アップグレードやマッサージを45分無料で実施するなど、日本市場に特化したサービスも付加した。旅行会社向けのレートも用意し、販売促進をはかる考えだ。

 なお、同ホテルはプーケット国際空港から車で約1時間の距離に位置し、アンダマン海のビーチに面している。ヴィラ44室を含む全154室の客室のほか、2つのレストランやフィットネスセンター、プール、子供向けのプレイルーム、ライブラリーに加え、スパも完備した。