デルタ航空、国際線長距離路線にプレミアムエコノミー座席導入−11年夏から

エコノミーコンフォートは、これまでのDLの標準的な国際線エコノミークラスの座席より足元が最大で4インチ広くなり、リクライニング角度は1.5倍になる。エコノミークラスの最前部に数列分を設置する計画だ。
エコノミークラス航空券購入者は、片道80ドルから160ドルの追加料金を払うことでエコノミーコンフォートにアップグレード可能。また、正規運賃のエコノミークラス航空券の購入者は無料でアップグレード可能だ。マイレージプログラム「スカイマイル」の上級会員「メダリオン」のダイヤモンド、もしくはプラチナメダリオン会員の場合は、特典として追加料金なしで選択でき、同一の予約記録を持つ同行者最大8名までは同じ特典が適用される。予約受付は5月初旬から、ウェブサイトや予約センターで開始する予定だ。
また、DLは2013年までに、同社が現在32機保有しているエアバスA330型機のビジネスクラスにフラットベッドシートを導入する計画だ。全席通路に面した形で34席を配置する計画で、これにより2013年までに全ての国際線用ワイドボディ機材のビジネスクラスにフラットベッドシートが設置されることになる。新シートは全長81.7インチ、幅20.5インチで、各座席には120ボルトの電源、USBポート、読書用LEDライト、15.4インチのビデオスクリーンを設置する。