Marriott Bonvoy

マカオ観光局、3年以内に日本人訪問者50万人めざす−感謝の夕べ開催

  • 2010年12月21日
 マカオ観光局はこのほど、旅行会社やメディア約250人を集めて「感謝の夕べ」夕食会を開催した。同局日本代表の榊原史博氏は、2010年1月から10月までの日本人訪問者数が前年比11.4%増であったことに触れて「例年と比べると寂しい」としつつ、「日本人の出国者数全体の8.1%増を上回ったことは、皆さまに感謝したい」と挨拶。また、日本人の約53%が5ツ星のホテルに宿泊していること、5ツ星に宿泊した場合の平均宿泊日数が2.4泊で4ツ星と3ツ星ホテルでの平均の1.3泊を大きく上回っていることを紹介。榊原氏は「この結果は日本におけるマカオ旅行の変化の表れ」とし、来場者に感謝の言葉を述べた。

 夕食会では、これまで長年取り組んできている「世界遺産」「お洒落」「贅沢」「食彩グルメ」というマカオの4つのイメージをあらためて説明。また、2010年は日本発56便、マカオ発56便、計112便の双方向チャーターが実現したことを紹介。地方の旅行会社やメディアの協力によってマーケットが開拓できたという。

 2011年は、2010年の見込み渡航者数の41万5000人から3万人増の44万5000人をめざし、3年以内には50万人の達成を目標にかかげる。そのための2011年のキーワードとしては、「市場にリードするトレンドづくり」「リピーターづくり」「新しい市場の開拓」を掲げ、今年よりもさらに旅行会社、航空会社、メディアと共同で取り組んでいきたい考えを示した。具体策としては例えば、羽田線の就航で供給量が拡大した香港線を利用した商品開発にも取り組む方針だ。