Marriott Bonvoy

GHA、地域体験型ロイヤリティ・プログラムを開始−年内に100万人達成へ

  • 2010年11月2日
 グローバル・ホテル・アライアンス(GHA)は7月、顧客向けの新しいロイヤリティ・プログラム「GHAディスカバリー」を開始した。GHAは、現在世界6大陸48ヶ国で300軒、6万5000室以上が加盟。「GHAディスカバリー」は、その強みを活かして地域色のある体験「ローカル・エクスペリエンス」をアワードとして提供するのが特徴だ。GHA最高経営責任者(CEO)のクリス・ハートリー氏は、「単に無料宿泊を提供するだけのものとはまったく異なる画期的なプログラム。地域に根差した中規模ホテルチェーンが加盟するGHAだからこそ、世界中で1000以上ものローカル・エクスペリエンスを用意できた」と話した。サービス開始以来、入会者数は順調に増え、12月には100万人に達する見込みだ。

 ローカル・エクスペリエンスは例えば、ミュージカルの発祥地ロンドンでの舞台裏ツアーや、スペインでの1日闘牛士疑似体験など、訪れた地域独自の文化や生活を体験できるもの。日本では訪日外国人旅行者を想定。「パン・パシフィック横浜ベイホテル東急」では和装の着付けと記念撮影、温泉案内などの提供を予定している。入会申請はウェブサイトまたはGHAの加盟ホテルで受け付け、「ローカル・エクスペリエンス」は宿泊時に受ける。利用料は無料。

 入会時のステイタスはゴールドで、GHAに加盟する12ブランドのいずれかのホテルでの宿泊が年間10泊以上になるとプラチナ、30泊以上でブラックに上がる。また、インターネット無料利用、レイトチェックアウトなどの会員特典もつく。

 クリス・ハートリー氏は「こうして日本に参集し、プレゼンテーションの機会を設けたことからも、我々が日本市場を重要な位置づけに捉えていることをわかっていただけると思う」と語り、「日本での認知度をさらに向上させたい」と意気込みを見せた。「GHAディスカバリー」のウェブサイトは現在英語のみだが、12月末までに日本語サイトを開設する。また、2011年には世界規模でのプロモーションも展開する予定だ。