旅行業倒産件数、上期は12件−グッドラックツアーやアールエイジェイなど

  • 2010年10月12日
 東京商工リサーチ(TSR)によると、2010年4月から9月までの上期の旅行業倒産件数は12件(前年:33件)、負債総額は18億5000万円(前年:35億6100万円)となった。件数、負債総額ともに前年に比べて大きく減少した一方、1件あたりの負債額は増加した。ただし、今年上期は5月にグッドラックツアーが負債総額11億1200万円で業務を停止したほか、8月に業務を停止したアールエイジェイトラベル(RAJ)は、第3種ながらインターネットで海外航空券を販売したことなどにより、多額の負債を抱えた。ただし、9月単月では倒産件数が2件(同:8件)、負債総額は5100万円(同:4億4000万円)であった。


なお、上期の宿泊業の倒産件数は46件(同:63件)で、負債総額は215億5700万円(同:666億2100万円)と3分の2程度に縮小した。9月単月では、宿泊業の倒産件数は11件(同13件)、負債総額は60億6200万円(同:101億9100万円)となった。