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オリオン・エクスペディション、来年から2隻体制で運航、日本クルーズも

  • 2010年7月1日
 オリオン・エクスペディション・クルーズのアジアパシフィックビジネスディベロップメントマネージャーであるスティーブ・マクローリン氏が来日し、新たに就航する「オリオンII」の紹介と、2011年のスケジュールを発表した。

 「オリオンII」は2011年6月に就航を予定しており、釧路/ペトロハバロフスクや神戸/コタキナバルなど、計6本の日本発および日本着クルーズをはじめ、ロシアやベトナム、タイ、カンボジア、インドネシア諸島、ボルネオを運航する。マクローリン氏は、現在運航している「オリオン」を含め、同社クルーズの特徴として「普段訪れることができないユニークな場所をベストシーズンに訪れることができる」と強調し、例として夏の南極や、4月から9月に実施する赤道直下のオーストラリア・キンバリーを訪れるコースをあげた。

 オリオンの乗船率は高い水準を保っており、常にほぼ満員。そのため、料金の割引も少ないという。乗客の内訳はオーストラリアやニュージーランドが多く、このうち約30%がリピーターだ。

 日本でのPSA業務を担うジェイバ営業部長の西川量通氏は、「日本マーケットには日本人にあった商品を少しずつピックアップし、紹介していきたい」と話す。取り扱う商品の多くが日本での認知度が比較的低い場所であることから「クルーズを売るというよりは、デスティネーションを売るという意識で販売していきたい」と話し、また、乗客定員が100名と少なくチャーターがしやすいことから、チャーターでの販売もしていきたい考えだ。


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