じゃらんnetで海外ホテルの予約サービス開始−営業利益1.8億円めざす

  • 2010年6月23日
 リクルートが運営する国内総合宿泊予約サイト「じゃらんnet」は6月21日、海外宿泊施設予約サービスを開始した。近年、海外旅行において個人手配旅行のニーズが高まっているとの分析のもと、需要の取り込みをはかる。リクルートによると、海外、国内というくくりでなく旅行先として沖縄とハワイを比べる人なども多く、じゃらんnetも国内ホテル予約サイトとしてではなく、ホテル予約サイトとしての認知度が高いことから、海外ホテルへの対応を決定した。

 まず、日本人訪問者数の多いハワイ、ソウルのホテルで取扱いを開始。それぞれ約30軒ずつ検索、予約することができる。2月2日にはハワイ、3月16日にはソウルに現地法人を立ち上げて準備を進めていた。夏以降には上海の取扱いも開始する予定で、今後も日本人訪問者のニーズにあわせて方面、施設を拡大していく方針。

 このほか、じゃらんnet内にエイビーロードの検索機能を設置することで、海外ツアー約7万件、海外航空券約1万件の検索も可能だ。こうした海外事業について、初年度は手数料ベースの営業利益で1億8000万円の取扱いをめざす。


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