夏休み旅行、欧州と国内が人気、東南アジアは減少−アップルワールド調査

  • 2010年6月15日
 アップルワールドの「夏休み旅行」に関するアンケート調査によると、7月17日から8月31日の夏休み期間に、1泊以上の旅行を計画している人は67.2%で、昨年同時期の調査結果よりも8.2ポイント減少した。旅行を計画していてすでに予約している人は、23.9%と約10ポイント減少している。同サイトは個人旅行者の利用が多いことから、今年は個人旅行者の予約が遅くなっている傾向がうかがえる。また、旅行に出かける計画がないという回答は13.9%で、前回よりも7ポイント増加した。

 旅行先はヨーロッパと国内がそれぞれ23.1%で1位となり、遠距離と短距離の人気が二分した。昨年3位だった東南アジアは5ポイント減少の10.7%となっており、人気方面であるタイ暴動の影響が表れているようだ。また、性別では女性がヨーロッパが28.6%と最も多いのに対し、男性は韓国、台湾、香港の東アジアが21.6%で1位となり、男女別で志向が異なる。

 旅行日数は遠距離と短距離の2極化を反映し、6泊7日以上が35.3%、2泊3日もしくは3泊4日が31.9%と拮抗。ただし、6泊7日以上は5.8ポイント減と減少したのに対し、2泊3日もしくは3泊4日以上は7.5ポイント増加した。また、1人あたりの旅行費用は、前回1位となった10万円から20万円が21.5%で2位となり、5万円から10万円が7.3ポイント増の24.8%で、最も多かった。

 なお、同調査は5月19日から6月1日まで、同社が運営する海外ホテルの予約サイト「アップルワールド」で実施したもの。有効回答数は20代から60代までの男女180件。


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