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シャングリ・ラ、チベットにホテル開業へ−高山病配慮し医療施設完備も

  • 2010年6月14日
 シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツは2012年、チベットのラサにホテルを開業する計画だ。客室数は350室で、ポタラ宮から1.5キロメートルの場所に位置する。中央チベットの4大主峰のひとつである薬王山や、1755年に夏の離宮として造られたノルブリンカ、チベット博物館などからも500メートルほどの距離という。

 客室の広さは36平方メートル以上。ほとんどの客室からポタラ宮を眺めることができる。レストランやバー、ラウンジ、プール、ジム、宴会場も備える。デザインは伝統的なチベット建築のモチーフを現代的にアレンジしており、チベットに伝わる歓迎の儀式を採り入れて、お茶にバターを入れて攪拌したバター茶で宿泊客をもてなす。

 なお、高所に位置することを考慮し、高山病などの症状を緩和できるように設計しているほか、医療スタッフが常駐する診療施設も完備する予定だ。